2011年07月15日

三上元・湖西市長からのメッセージ


7/25(月)19:00-21:00 (開場18:30)、浜松市地域情報センターで開催される

「新エネルギー、未来への選択」
~浜岡原発は運転再開させてもいいのか?~

でお話をされる三上元(みかみはじめ)・湖西市長からメッセージです。


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◆浜名湖西岸の湖西市長より、脱原発のメッセージ!

今災害を見て私は、市長として“脱原発”の運動をする決心をしました。

私は元々、原子力発電に反対で、国会議員の方々の何人かとも激論を
戦わせてきましたが、彼等は、「万全の対策がとられており、大丈夫だ」と
言っておりました。だがそうではありませんでした。

 私の反対の理由は次のとおりです。

人間にはミスがあります。想定ミスも、操作ミスも。
10年前のアメリカでの9.11テロや大型飛行機の墜落の想定などされていません。
今や戦争はミサイル時代であり、標的にされる原発は国防上無くさなければなり
ません。
日本は地震大国、津波大国であり、神戸のような直下型地震と今回の様な津波対
策をすべきなのにまったく対策が実行されていません。

使用ずみ核燃料の最終処分場はどの市町村からもきらわれて、500年以上の長期
保管場所は決められず、どの原発も自分の敷地内に危険物をため込んで困って
いる状態です。

原発は安価ではありません。前述の5点の対策に万全にし、1炉500億円とか800億
円と言われる廃炉コストを加え、事故発生時の補償コストを算入すれば、風力や
太陽光よりも高価なものと計算されるはずです。

原発は環境破壊の元凶です。原発で生まれた熱エネルギーは3分の1しか電気に変
換できません。捨てられる3分の2は海温を上昇させる地球温暖化の主要因となっ
ているのです。

ではどのようにすればよいのか!液化天然ガスを中心に火力発電へ切り換え、太
陽光などのクリーンエネルギーの比重を高めましょう。そして夏は2割節電する
のです。夏の料金値上げは認めましょう。電力使用のピークである夏だけの問題
なのですから。

以上、日本で最も地震の危険があるといわれる浜岡原発、
その60km先の湖西市より!


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湖西市長 三上元(みかみはじめ)

1945年(昭和20年)新所村日之岡(現:湖西市)に生まれる。
地元において、こどもたちの育成に力を注ぎ、現在、湖西市長(2期目)を務め
ている。
3.11以降、市長として脱原発のメッセージを発信。浜名湖西岸の湖西市より、全国に
呼びかけ、同時に「浜岡原発の廃炉を求める」訴訟の原告団に加わっている。



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Posted by 静岡どうがです at 17:27 │エネルギー

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